ド・ゴール政権からポンピドゥー大統領へ【コウゲン編25】

ド・ゴール政権からポンピドゥー大統領へ

 

パリの街並み

 

ポンピドゥー大統領の時代はよかった

この頃のフランスは、後から考えると一番穏やかな時代だったように思う。
『5月革命』があった1968年から大きく政治の流れも変わり、フランスの社会全体の雰囲気が変わってきたことが、外国人である僕にもわかった。

 

政治の世界ではド・ゴールが引退して、1969年、新しくポンピドゥーが大統領になった。
この大統領は、その夫人と共に芸術にも理解のある人で、後にその名をつけた美術館が作られることになる。
パリのポンピドゥーセンター美術館がそれである。

 

ポンピドゥー大統領のもとで首相になった人がシャバン・デルマスという人だ。
彼は若い頃は有名なラガーマンであったらしく、テレビを見ていると、大統領官邸の階段をいつも駆け上がって行くというような、雰囲気の明るい政治家だった。
そんなことも含めて世の中に清新な空気を与えたのかもしれない。

 

 

ファッションも変わった

ファッションもそれまでは旧来のオートクーチュールが中心の流れが、プレタポルテ(既製服)のデザイナーやブランドがリードする時代になった。
独力でパリへ登場していたKENZOは、パリファッション界のリーダーの1人になっていた。

 

この頃のパリではファッションリーダーとしては、サンローランはもちろん、その他にはカステルバジャックやソニアリキエルも登場する。
新しいブランドとしてはキャシャレルやダニエル・エシュテルなども一世を風靡(ふうび)していた。

 

 

KENZO民族調を始める

KENZOがその頃始めた民族調フォルクロアのテーマは、ベトナム反戦ムードの中で生まれたヒッピーの流れともあって、パリでも大流行した。
他のデザイナーやブランドもこの流れに追随(ついずい)した。

 

このヒッピールックの流れでパリでは蚤の市の古着が人気を呼び、蚤の市が今まで以上に賑わった。
商品も古い物から新しいものも含めて、いつも豊富に揃い、より面白いものになった。
僕達が蚤の市へ朝早く行くために、モントルイユ蚤の市のそばににアパートを移したのもその頃だった。

 

 

ポンピドゥー時代終わる

1974年ポンピドゥー大統領が病気で亡くなり、その内閣が変わることになる。
この頃、いわゆるオイルショックが起こる。
その頃から世界の動きが少しずつ変わって行くことになる。

 

しかし、ファッションの流れはまだ変わらない。
KENZOの活躍は続くし、これから新しい日本のデザイナーもパリへ次々登場することとなる。
僕らの個人的生活もまだ影響は受けない。
ファッションのいい時代は続いていく。

 

 

 

プロフィール

水彩風の男性写真

名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。

 

 

前回までのあらすじ

・ファッション資料を求めて、フランス移住【コウゲン編1】

https://imac-j.com/blog/france/1502/
・フランス移住後、ゼネストと仕事【コウゲン編2】

https://imac-j.com/blog/france/1506/

・パリでの初仕事~通訳事件【コウゲン編3】

https://imac-j.com/blog/france/1650/

・リヨンでの発見【コウゲン編4】

https://imac-j.com/blog/france/1768/

・パリに着いて1年後【コウゲン編5】

https://imac-j.com/blog/france/1773/

・リヨンとギニョール人形劇【コウゲン編6】

https://imac-j.com/blog/france/1812/

・パリの食生活【コウゲン編7】

https://imac-j.com/blog/france/1816/

・パリのファッションの変化【コウゲン編8】

https://imac-j.com/blog/france/1818/

・パリでファッションカメラマンになる【コウゲン編9】

https://imac-j.com/blog/france/1820/

・フランスから物申す~我が社の経営陣に問題あり【コウゲン編10】

https://imac-j.com/blog/france/1829/

・フランスから一時帰国【コウゲン編11】

https://imac-j.com/blog/france/1831/

・フランスから一時帰国、そして手に汗握る攻防戦【コウゲン編12】

https://imac-j.com/blog/france/1833/

・パリに帰りたい【コウゲン編13】

https://imac-j.com/blog/france/1835/

・ふたたびパリへ【コウゲン編14】
https://imac-j.com/blog/france/1838/

・パリで新しいスタート【コウゲン編15】

https://imac-j.com/blog/france/1840/

・パリでデザインアトリエ経営【コウゲン編16】

https://imac-j.com/blog/france/1863/

パリのデザインアトリエで日本人デザイナーが活躍【コウゲン編17】

・フランスの雪山ドライブ【コウゲン編19】
・パリのファッション情報【コウゲン編20】
パリで蚤の市に夢中になる【コウゲン編21】
・デザイン資料を求めてマルセイユやリヨンへ【コウゲン編22】
パリで出会ったデザイナー【コウゲン編23】
パリには面白いものがいっぱいある【コウゲン編24】

関連情報

主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)

主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)

imac(イマック)は、日本人デザイナーのオリジナルデザインによってヨーロッパの工房で制作されたコスチュームジュエリーをお届けしています。おしゃれ心を刺激するモードなきらめきに溢れたネックレス、イヤリング、ブローチ、ヘアアクセサリーなどのアクセサリーが品のあるかわいらしさとトレンド感を演出します。大人の女性に人気があり、プレゼントにもおすすめです。

会社名 株式会社イマックジュエリー
住所 〒107-0062
東京都港区南青山4-17-33
営業時間 10:00~17:00
代表者名 奥谷千賀子(オクヤ チカコ)
E-mail info@imac-jewelry.com

コメントは受け付けていません。