フランス

パリコレの取材【えび編6】

パリコレの取材【えび編6】

パリコレの取材     プレタポルテの台頭 デザインワークのかたわら、友人の紹介で繊研新聞(ファッションビジネス業界紙)の編集長とお会いし、パリコレの取材をすることになった。 パリではオートクチュールのコレクションがずっと続いていたため、最初はオートクチュールのコレクションの取材を依頼...

イブサンローランのライセンスビジネス【えび編5】

イブサンローランのライセンスビジネス【えび編5】

イブサンローランのライセンスビジネス     オートクチュールと日本企業 日本との仕事も続いていた。 その当時、日本の企業は百貨店での展開において、フランスのオートクチュールブランドのライセンスを取るのが企業の命運を左右するほど重要なことだった。 まだフランスのプレタポルテ(既製服)...

テキスタイルデザイナーとしてパリで独立【えび編4】

テキスタイルデザイナーとしてパリで独立【えび編4】

テキスタイルデザイナーとしてパリで独立   KENZOに夢中 パリでテキスタイルデザイナーとしてデザインアトリエで働いていた当時、高田賢三(ファッションデザイナーで、KENZOブランドの創業者)が開いたショップ「KENZO」がアトリエのすぐ近くにあった。 私はいつも、給料をもらったらすぐにKENZOの...

パリのデザインアトリエ【えび編3】

パリのデザインアトリエ【えび編3】

パリのデザインアトリエ パリに着いた翌日、恩師である木下先生(パリで活躍した日本人画家、デザイナー)に紹介してもらったデザインアトリエに出向いた。 オペラ座の近く、rue de la Paix(リュー・ドゥ・ラ・ぺ=平和通り)にある「コバレウスキー」というテキスタイルデザインのアトリエだった。 木下先生の紹介とあ...

最近のフランスニュース【2020年11月】

最近のフランスニュース【2020年11月】

最近のフランスニュース 2020年11月のフランスのニュースをまとめました。 コロナウイルスに関するニュースが圧倒的に多いです。 というか、むしろそればかり、、、。     ロックダウンと生花店 ロックダウン中のフランス。 生花店は11月第1週の週末に限り特別に営業が許された。 ...

パリでの初仕事~通訳事件【コウゲン編3】

パリでの初仕事~通訳事件【コウゲン編3】

パリでの初仕事~通訳事件     パリでの初仕事 1968年6月、初めてのパリで、仕事を始めるにあたって、まず困ったこと。 それは、商品として手に入れたいファッション関係の雑誌や本を買うために、大きく扱っている会社を調べ、その事務所の担当者とアポイントメントを取るということだった。...

パリへの長い旅【えび編2】

パリへの長い旅【えび編2】

 パリへの長い旅 その当時は、今のように安い飛行機が数多く飛んでいる時代ではなかった。 ナホトカまで船、あとは飛行機でモスクワ/北欧周り/ドイツ乗り換え、→パリへという、かなり回り道をしてパリへたどり着いた。     モスクワからヘルシンキへ 何しろ初めてのヨーロッパ一人旅。 親切...

デザイナーとしてパリへ【えび編1】

デザイナーとしてパリへ【えび編1】

デザイナーとしてパリへ   プロフィール 名前:えび テキスタイルデザイナーとしてパリへ。 デザインスタジオ勤務後、フリーランスとして仕事をする。 日本に帰国後、ジュエリーブランドを創業。   ヨーロッパに行きたいと思った動機 私が(まだ今のようにパリへ簡単に行ける時代では...

フランス移住後、ゼネストと仕事【コウゲン編2】

フランス移住後、ゼネストと仕事【コウゲン編2】

フランス移住後、ゼネストと仕事       羽田空港から出発 羽田空港から出発の日。 僕はもともと奈良の田舎にある小さな村のお寺の長男として生まれ、本来ならその住職になるべきだった。 それが嫌で飛び出し、お寺から離れることを目的としてきた僕を理解して、僕に代わって寺守りをしてくれていた当時存命のお袋も...

ファッション資料を求めて、フランス移住【コウゲン編1】

ファッション資料を求めて、フランス移住【コウゲン編1】

ファッション資料を求めて、フランス移住 プロフィール:  名前はコウゲン。 田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。 出来れば外国へ。 その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。     1968年、日本からパリへ 当時...

帰国子女あるある【帰国子女の特徴って?】

帰国子女あるある【帰国子女の特徴って?】

帰国子女あるある ジュエリーデザイナーのアレクシアです。 フランス生まれで、フランス滞在歴14年、ジュエリーデザイナー歴15年です。 10代をフランスで過ごし、仕事でも日本とフランスを行き来しています。   帰国子女として、本日は「帰国子女あるある」をテーマに書いていきたいと思います。 ・「自分も帰国子女だ...