フランス

赤ん坊の食の好みが変わった【コウゲン編58】

赤ん坊の食の好みが変わった【コウゲン編58】

赤ん坊の食の好みが変わった     東京へ戻ってきた 僕はお寺から、東京へ戻ってきた。 imac(イマック)アクセサリーはなんとか順調のようだ。   Cさんがパリで企画制作しているアクセサリーは、百貨店店頭でも人気があるし、スタイリストにも相変わらず評判がいい。 フ...

はじめての、、、【コウゲン編57】

はじめての、、、【コウゲン編57】

はじめての、、、     初めての法要 今日はいよいよ、寺の法要に帰る日で新幹線に乗っている。   今日の法要ではまず読経がある。 そのあとはたいてい、仏教にちなむありがたい説教をするのが通例だ。   僕もそれらしい話をしなければならない。 お経の練習はも...

僕はお経を唱えていなかった【コウゲン編56】

僕はお経を唱えていなかった【コウゲン編56】

僕はお経を唱えていなかった     檀家総会が平穏に終わり、お袋も安心 檀家総会が終わり、話が平穏にいくか、心配をしていたお袋に報告をした。 とにかく檀家総会では僕にとって厳しい話もたくさん出たけれど、結局は仲良く話ができたことで安心させた。 総会での話の概要も説明した。 &n...

僕はやはり帰りたくない【コウゲン編54】

僕はやはり帰りたくない【コウゲン編54】

僕はやはり帰りたくない     僕は浦島太郎になった 大阪、神戸、東京とお寺から逃げて、離れて住んで、それからパリへ行き10年、そして日本に帰ってimac(イマック)を始めて苦戦して、今ではもう村の檀家たちと会うのは約20年ぶりになる。 浦島太郎の話があるが、僕の実感としてはまさに...

僕はずっと逃げていた【コウゲン編53】

僕はずっと逃げていた【コウゲン編53】

僕はずっと逃げていた     僕はずっと逃げていた 僕は奈良の田舎にある、お寺の長男に生まれ、大学卒業まで、お寺に住んで、毎日の檀家詣りもしていた。 それを経験して、どうしてもそれを継ぐのが嫌だった。 とにかく、自分の将来の夢は、この寺で坊主にならないことなら、何でもよかった。 ...

バラ 薔薇 la Rose

バラ 薔薇 la Rose

バラ 薔薇 la Rose   (©えびちかこ 画像の転載、複製、改変等は禁止)   バラとブローニュの森 フランスのブローニュの森(Bois de Boulogne)は、美しいところだ。 子供の頃、本で「ロビンフッドの冒険」に出会って以来、森は私の中で夢の世界になった。 しかし、...

フランスのオイルショックと失業保険【コウゲン編41】

フランスのオイルショックと失業保険【コウゲン編41】

フランスのオイルショックと失業保険     フランスもオイルショック フランスは1970年代後半に入っていた。 ポンピドゥーに続いてジスカール・デスタンが大統領になって、世界はオイルショックもあって、フランスでもいろんな面で変化が出てきた。   失業者問題などが社会問...

パリの蚤の市のおもしろさ【コウゲン編40】

パリの蚤の市のおもしろさ【コウゲン編40】

パリの蚤の市のおもしろさ     パリ蚤(のみ)の市の面白さ 僕のパートナーCさんはファッションデザイナーで、特にプリント生地のための文様デザイン画の専門デザイナーとして、パリのデザインアトリエでも中心的な役割を勤めていたことがある。 僕らが蚤の市にいつもはまっていたのも、彼女がいつも...

ヘアアクセサリー工房との出会い【コウゲン編39】

ヘアアクセサリー工房との出会い【コウゲン編39】

ヘアアクセサリー工房との出会い     ヘアアクセサリーメーカー「LG」との出会い かなり後の話になるが、アクセサリーを商品として扱うようになっていた頃のこと。 僕のパートナーのCさんはファッションデザイナーとして連日忙しい。 デザイン活動と同時に、パリのファッションに詳しいので日本のファ...

ロワールの城巡り【コウゲン編38】

ロワールの城巡り【コウゲン編38】

ロワールの城巡り     大阪城主パリ訪問ー続編 パリのレストランで、その胃を十分満足させた大阪城主の、フランスでの次の希望は、もちろん彼の専門である「フランスの城」のことである。 彼のことだから、パリから少し離れたところにロワール川が流れていて、その川に沿っていくつかの古い有名な城が...