コスチュームジュエリーブランドの誕生

当時、日本はまだ貴金属ジュエリー 一辺倒の時代。
コスチュームジュエリーはほとんど存在していなかった。

 

 

最初の売場

最初の売場は、関西と関東の百貨店だった。
大きな通路沿いの売場に移動した日に、売場担当の方から私に電話が入った時のことは忘れられない。
「どうなっていると思います？」
と聞かれ
「どうしよう。何かまずいことをしてしまったか？」
と心配になった。
しかし、それに反して
「すごい人ですよ」
と言われたのだ。

 

 

コスチュームジュエリー黎明期

ヨーロッパでもコスチュームジュエリーの黎明期（れいめいき）であり、日本では全く新しい分野であった。
それまでのコスチュームジュエリーといえば貴金属ジュエリーのコピーだった。
高価なジュエリーの代わりに装うというものであり、真のコスチュームジュエリーではなかったのだ。
その後、フランスでも「貴金属ジュエリー」と「コスチュームジュエリー」と呼ばれる二つの分野がはっきりと存在するようになる。

 

 

プロフィール

名前：えび
テキスタイルデザイナーとしてパリへ。
デザインスタジオ勤務後、フリーランスとして仕事をする。
日本に帰国後、ジュエリーブランド「イマック」を創業。

 

前回までのあらすじ

・デザイナーとしてパリへ【えび編1】

https://imac-j.com/blog/france/1612/

・パリへの長い旅【えび編2】
https://imac-j.com/blog/france/1632/

・パリのデザインアトリエ【えび編3】
https://imac-j.com/blog/france/1662/

・テキスタイルデザイナーとしてパリで独立【えび編4】
https://imac-j.com/blog/france/1669/

・イブサンローランのライセンスビジネス【えび編5】
https://imac-j.com/blog/france/1688/

・パリコレの取材【えび編6】
https://imac-j.com/blog/france/1707/

・コスチュームジュエリーとの出会い【えび編7】
https://imac-j.com/blog/france/1713/