ヨーロッパでの物作り【コウゲン編68】
目次
ヨーロッパでの物作り
パリへ出張
imac(イマック)は軌道に乗ってきた。
それだけに、常に一定の商品量が必要だ。
それもある程度余裕を持って。
Cさんと共に新しい傾向の商品作りが急がれる。
ヨーロッパで物作りをしている関係で、商品が日本に着くまでに時間がかかる。
パリへ出張だ。パリの展示会に行くと、imac物作りをしているメーカ達に会うことができる。
今ではかなり多くのメーカー達がimacの商品作りに関わってくれるようになっている。
フランス、オーストリアの他に、イタリア、スペイン、ドイツのメーカーとも仕事をするようになった。
全てCさんがデザイン指示して、制作依頼する。
Cさんはどこの国のメーカーとも仲良くなってしまう
Cさんはどこの国のメーカーとも、直接デザインの指示を、デッサンを描きながら、色も決めながら、目の前で指示をしてしまう。
もちろん会話をしなら、進めている。
慣れたフランス語が多いが、時には英語も口から出てくる、時には日本語も出てきたりする。
彼女はそれをあまり意識していないらしい。
相手もたいていは理解できているようだ。
そんな調子でCさんは、誰とでも仲良くなってしまう。
僕はそれを横で見ているだけだ。
値段と数量の時は僕の出番になる。
そしてたいていのメーカーは
「一度我々の工房に来ては?
もっと色々の物をみてもらえるから」
というようなことを言ってくる。
Cさんは、たいてい承知してしまう。
そしてそのうち、どの国へも行くことになる。
アルプスの町から来たGLメーカーと食事
今回はパリにいる。
以前に触れたことがある、アルプスの中腹の町でヘアアクセサリーを製造しているGLメーカーにも会った。
Cさんがオリジナルデザインを出してGLメーカーが作るコレクションはimac店頭では、よく売れている。
彼らは、車で朝早く山の町を出て、午前中にパリへ着いて、Cさんと昼食を挟んで、夕方まで仕事をするのが、いつものペースだ。
彼らとパリで会う時は、いつも仕事の後で夕食を一緒にする。
彼らは山の町にいるので、美味しい生牡蠣が食べれない。
パリへ来た時は必ず、生牡蠣を食べに行く。
それは彼らにとっても、遠いパリへ来る時の楽しみらしい。
もちろん僕たちにとっても楽しみだ。
食べながら色んなことを話をする。
彼らの2人の子供が大きくなったこと、僕らのアレクシアももう小学校へ行くようになったことなどなど。
そのうち、
「夏のバカンスには、南フランスのカンヌにアパルトマンがあって、そこで過ごすのだが、一緒に来ないか?」
という話も彼らから出た。
僕らがまだパリに住んでいた頃、カンヌを通ってサントロペまで行ったことも思い出して、Cさんとも行ってみたい気になった。
GL達とはもちろん仕事のこともあるが、それをのぞいても、何故か気持ちよく付き合える。
日本に帰ると僕らは忙しい
パリでの一通りの仕事を終えて、僕とCさんは東京へ帰った。
東京へ帰ると、僕は地方出張があり、月一回の寺法要もあって忙しい。
プロフィール
名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。
関連情報
主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)
imac(イマック)は、日本人デザイナーのオリジナルデザインによってヨーロッパの工房で制作されたコスチュームジュエリーをお届けしています。おしゃれ心を刺激するモードなきらめきに溢れたネックレス、イヤリング、ブローチ、ヘアアクセサリーなどのアクセサリーが品のあるかわいらしさとトレンド感を演出します。大人の女性に人気があり、プレゼントにもおすすめです。
会社名 | 株式会社イマックジュエリー |
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住所 |
〒107-0062 東京都港区南青山4-17-33 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
代表者名 | 奥谷千賀子(オクヤ チカコ) |
info@imac-jewelry.com |