新しい企画シリーズの成功【コウゲン編64】

新しい企画シリーズの成功

 

 

新しい企画シリーズは成功だった

オーストリアでCさんがメーカーで企画し、制作依頼した新シリーズがやっと送付され日本に着いた。
メーカー達は心配してくれたが、Cさんにとっては、満足なものだった。

 

やはりスタイリスト達にも評判良かったし、店頭での評判も良く、よく売れた。
imac(イマック)も会社として、この調子で行くと、なんとか行けそうだ。

 

我々がやっているようなファッション商品を販売するというのは、ある期間だけ好成績を上げるのは、できる場合がある。
しかしシーズンが移るにつれて、売れるモノが変わっていく。
それがファッションだ。

 

 

imacを支えるメーカーもそろってきた

ファッション傾向の変化に合わせて、企画を変え、新しい傾向のシリーズに変えていくことが難しい。
アイテムや素材によって、メーカーも変えていかなくてはならない。

 

そんな中で、今回オーストリアで開発できた数軒のメーカーはimacの将来の展望に、明るいものを与えてくれた。
imacには、既述したヘアアクセサリーのLGメーカーがあり、Cさんと仲の良いFCメーカーもいる。
今はタイで少し苦戦しているが、個性的なシリーズを打ち出すMMメーカーのJさんもいて、それぞれのシリーズが、Cさんの企画のもとに強力な戦力になっている。
そこに今度は新しい、オーストリアのシリーズが加わったのだ。

 

Cさんはパリのファッションの中で、ずっと仕事をしてきて、彼女自身もそのファッションの流れの中にいるようだ。
常に新しい傾向を先取りしたシリーズを打ち出すことができた。

 

僕もなんとなく、imacの将来に自信のようなものを感じるようになってきた。

 

 

Cさんは日本の時間が増えた

僕は主に東京で仕事をして、出張で地方も走り回り、月に一回は寺に帰り法要をするようにしている。

 

パリコレの季節にはアクセサリーの展示会もあるので、僕もパリへ行って、Cさんと一緒にメーカー達とも会うことにしている。
Cさんはパリで仕事をするのは僕より長い。

 

しかし今までより、日本で仕事をすることが多くなった。
Cさんの姉さん宅に暮す、僕達のアレクシアに会いに、週末には行きやすいからだ。
アレクシアもだんだん大きくなってきた。

 

 

僕に寺の問題がまた

僕は月に一度は、関西地方への出張があって、その週末にはお寺に帰り法要をするということが恒例になった。
そのことは僕にとっては、もうそれほど嫌なことには感じなかった。

 

しかし寺に帰るだけに、お袋とは、寺のことについて話すことは増えた。
その中に最近問題になってきたことがあった。
寺の住職問題だ。

 

檀家からは早くどうするのかを決めてくれと要求されるとのこと。
お袋はその矢面に立っている。
お袋は、僕が継ぐことはないこと、親戚に後継を頼んでいるが、まだ決まらないことも分かっているので、なんとか話はしているが、困っているということだ。

 

お袋が一つの案を出してきた。
僕がこの寺の住職の資格を取り、住職になる。
けれど寺には住まない。

 

今までは、近くの坊さんに頼んでこの寺の代理住職になってもらい、僕はなんでもなかった。
それを僕が住職の資格を取り住職になる。

 

毎日の檀家参りは今まで通り、お袋が続ける。
大きな法要はやはり、今まで通り、近くの坊さんに頼む。

 

僕が住職であれば、月に一回は法要に寺に帰っているし、当面は問題はない。
その内に、後継もなんとかなるのではないか、ということだ。
そうしないと寺の問題は片付きそうにないようだった。

 

僕は、お袋に
「そうしよう」
と言った。

 

しかしこれは大変なことだということが、後でわかってきた。
この寺の宗派の本山の住職資格を取るための試験がかなり難しいということだ。
そのためのテキストを集めたら、厚い本が6冊あった。

 

僕は読んだことはない本ばかりだ。
住職になった人に聞いてみると、佛教大学に行って、4年間に単位をとって、手に入れたとのこと。

 

僕はどうしたらいいかと尋ねると、
「夜学に3年ほど通って単位を取るか、自習をして試験を受けて合格するしかない」
と言われた。
他の宗派ではもっと簡単に取れるのに、この寺の宗派は特別に厳しい試験があるということだ。

 

僕は外国出張も、国内出張もあるので夜学にも続けて行くことはできない。
自分で独学をして、試験を受けて資格を取るしかない。

 

試験の時期は決まっている。
ただ試験の前に、京都で泊まり込みで朝から晩まで、1週間の集中講習会があるという。

 

やはり全国には僕のような人もいるようだ。
とにかく勉強するしかない。
あの本を見ては、自信はない。

 

お袋に約束し、檀家にも伝わっている。

 

 

 

プロフィール

水彩風の男性写真

名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。

関連情報

主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)

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会社名 株式会社イマックジュエリー
住所 〒107-0062
東京都港区南青山4-17-33
営業時間 10:00~17:00
代表者名 奥谷千賀子(オクヤ チカコ)
E-mail info@imac-jewelry.com

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