フランス工房との出会い【コウゲン編60】
目次
フランス工房との出会い
Cさん天才的なデザイナーMMのJに出会う
パリにいるCさんは、その後しばらくしてまた、imac(イマック)の将来に大きなプラスの影響を及ぼすことになる、あるメーカーと出会うことになる。
MMメーカーという。
責任者デザイナーはJという女性で、Cさんに言わせると、MMのJは天才的なデザイナーだと言う。
彼女の作るアクセサリーは、既存のアクセサリーの型にハマらず、ときには人を驚かすような物を作ったりする。
けれど、Cさんにすれば、それがまた素晴らしいという。
素材の使い方もオリジナリティに富んでいるという。
早速CさんはMMとコラボレートした制作のサンプルをいくつか送ってきた。
まず、スタイリストたちに見せるとみんな一斉に飛びついた。
たいていは雑誌に掲載された。
これらはスタイリストたちにも、見たこともないような素材であり、デザインだったようだ。
パリにいるCさんにこのことを伝えると、CさんはMMのJさんとコラボレートしたコレクションを送ってきた。
もちろんスタイリスト達も喜んでくれたが、百貨店の販売員やお客さんにも評判が良かった。
それ以来MMのJさんは新しいコレクションができるとまず、Cさんに見せて、意見を聞くようになった。
MMのjさんは奔放なデザイナー
MMのJさんとimacのCさんとのそれから続く,長い付き合いの始まりだった。
MMメーカーにとってもその頃は、会社を作って初期の時期だったらしく、まだ自身のコレクションに自信が持てない時に、imac のCさんに出会ったということだった。
その後、MMメーカーのコレクションはフランスでも評判が良く、よく売れて急成長した。
そのためフランスの地方の町で大きなアトリエを持って、スタッフも多数雇う企業になった。
そんな時も、MMのJさんは常にimacのCさんと連絡をとって仕事をしていた。
MMの会社はJさんとその夫がカップルで経営していたが、奔放なデザイナーのJさんがリードしていた。
imacの売場でのMMのコレクションは順調に動き、スタイリストたちにもいつも喜ばれていた。
MMメーカーがタイへ引っ越した
そんな、ある日、MMから連絡があった。
「このたびタイへ引っ越した。
地方の海辺にある町にアトリエも開いた。
海辺に快適な住まいも見つけて住んでいる。
次のコレクションを作るのに、ぜひ、Cさんに来てほしい」
これには僕らも驚いた。
あれほど盛大にやっていたフランスのアトリエはどうしたのか?
けれど、彼らはもうタイの地方に住みついているようだ。
僕らもタイへ行く
Cさんは行ってみるという。
全く知らない国の、その地方へ1人でやるわけにはいかない。
Cさんが行くといえば僕も行く。
知らないところへ行くのは、僕は大好きだ。
MMのJさんと、imacのCさんなら、また新しいコレクションができるかも知れない。
けれど、そこではおそらく手に入る素材も違う、雇うスタッフの技術も違う。
大丈夫なのか?
彼らによると、タイに彼らの知り合いのフランス人がいて、情報を聞いているので大丈夫という。
とにかくタイへ行ってみよう。
我々の予定としては、タイでの彼らとのコラボレーションが終われば、僕は東京へ戻り、Cさんはパリへ戻ることになる。
プロフィール
名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。
関連情報
主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)
imac(イマック)は、日本人デザイナーのオリジナルデザインによってヨーロッパの工房で制作されたコスチュームジュエリーをお届けしています。おしゃれ心を刺激するモードなきらめきに溢れたネックレス、イヤリング、ブローチ、ヘアアクセサリーなどのアクセサリーが品のあるかわいらしさとトレンド感を演出します。大人の女性に人気があり、プレゼントにもおすすめです。
会社名 | 株式会社イマックジュエリー |
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住所 |
〒107-0062 東京都港区南青山4-17-33 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
代表者名 | 奥谷千賀子(オクヤ チカコ) |
info@imac-jewelry.com |