物販について実地で学んでいく【コウゲン編45】

物販について実地で学んでいく

 

計算機とコーヒーがある打合せ風景

 

物販を学ぶ

一箱のアクセサリーがなかなか売れない。

 

日本でファッションブティックをチェーン展開している有力な会社があって、そこの仕入部門にパリで知り合った人がいて、売り込みに行った。
取引に応じてもらってほっとした。
商品もいろいろ選んでもらえた。

 

パリで知り合った人の中に、もう一社ファッションブティックのチェーン展開をしている会社の重役をしている人がいて、その人にも会いに行った。
その方も、仕入のスタッフを紹介してくださり、商品を選んでもらった。
これは僕にとっては、かなりの営業成果だったと思っていた。

 

僕は今までファッション商品の物販をした経験がなかった。
チェーン店の仕入部で選んでもらったということは、売れたということではないことを、理解していなかった。
1ヶ月、2ヶ月して、両社からかなりの商品が返品されてきた。
売れたものは少ししかなかった。

 

その他、いくつかの個人商店へ売った商品も、
「売れなかった」
と言って返品されてきた。

 

売れた商品に対して、集金するのも難しかった。

売れたものが約束の日に、集金に行っても半分しか払ってくれなかったりした。

 

商品を販売するというビジネスがそうカンタンなことではないということが、少しずつわかってきたように思った。
とにかく僕はアクセサリーを持って、売り込みに走りまわる毎日だった。

 

 

Cさんはパリで忙しい

この間、Cさんはパリで赤ん坊のアレクシアを連れて、仕事をしている。
パリでデザインの仕事があり、日本のメーカーとのデザイン契約も増えていた。
その中でアクセサリーの商品開発がある。
彼女も忙しい。

 

彼女がパリで、工房に制作させたアクセサリーや、展示会で手配した商品が日本に入荷する。
もちろん僕はすぐいくつかの販売先へ持って行く。

 

同時に、もうすでにimac(イマック)アクセサリーのファンになってくれている、何人かのスタイリストにも新しい商品を見せる。

 

 

ファッション雑誌への露出が増える

ファッション雑誌へ掲載されるimacアクセサリーは確実に増えていった。
雑誌に載るクレジットには
「imac イマック」
というブランドと共に記載される売場も、少しだけれど掲載されるようになった。
雑誌を見た地方の小売店から、仕入れについての問合せがあったりするようになった。

 

スタイリストを通じてimacアクセサリーが雑誌に掲載されるのは僕たちにとっては、本当に大きな意味を持っていた。

 

 

僕らは前向きだ

既存のファッションアクセサリーの観念が全くない我らがデザイナーCさんの作り出す新しいファッションアクセサリーが、ファッションに敏感なスタイリスト達に受けたのだと思う。
そのおかげで、僕達は自分たちの商品について、まだ売れているものは少ないけれど、何か自信のようなものを持つことができたような気がする。
僕とCさんは前向きに進んだ。
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プロフィール

水彩風の男性写真

名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。

関連情報

主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)

主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)

imac(イマック)は、日本人デザイナーのオリジナルデザインによってヨーロッパの工房で制作されたコスチュームジュエリーをお届けしています。おしゃれ心を刺激するモードなきらめきに溢れたネックレス、イヤリング、ブローチ、ヘアアクセサリーなどのアクセサリーが品のあるかわいらしさとトレンド感を演出します。大人の女性に人気があり、プレゼントにもおすすめです。

会社名 株式会社イマックジュエリー
住所 〒107-0062
東京都港区南青山4-17-33
営業時間 10:00~17:00
代表者名 奥谷千賀子(オクヤ チカコ)
E-mail info@imac-jewelry.com

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