イギリスは「ヨーロッパ」ではない?【コウゲン編32】
目次
イギリスは「ヨーロッパ」ではない?
ドーバー海峡を越えてロンドンへ
パリで住むようになると、ロンドンは近い。
ファッション情報が仕事になった以上、ロンドンには時々行った。
当時はロンドンへ行くには列車でカレーまで行き、カレーから船でドーバー海峡を渡り、また列車を乗り継いでロンドンへ行くか、飛行機で行くかしかなかった。
その頃の航空券は高かったので、僕が行くのはドーバー海峡経由で、その方が僕にとっては面白いものだった。
途中までのフランスの田舎の景色が見られるし、荒れることで有名なドーバー海峡を体験できる。
予想通り、大揺れに揺れたフェリーで渡って、イギリス側に着けばフランス側とは、ずいぶん違う風景になる。
全体的に緑が深い。
イギリスはヨーロッパでなかった
そんなことより最初にドーバーに着いた時、かなり驚いたことがあった。
ドーバーの港に、いたる所に
『ヨーロッパへ行こう!』
という意味の旅行会社のポスターが見られたことだ。
僕たち日本人にすれば、フランスもイギリスもヨーロッパだと思っている。
なのに
『ヨーロッパへ行こう!』
とはどういうことか?
フランスはドーバー海峡で34km位しか離れていない。
それが、フランスはヨーロッパで、イギリスはヨーロッパでないということか?
僕らが日本の学校で習ったのは確かに、イギリスはヨーロッパだった。
しかしイギリス人は、イギリスをヨーロッパとは思っていないと言うことだ。
このことは僕にとっては大事件だった。
そんなことは日本の学校では聞いたことはなかった。
『どういうことだ?』
と僕は高校の世界史の先生の顔を思い出しながら思った。
とにかく僕は電車に乗り継いで、イギリスの田舎風景を眺めながら、ロンドンに着く。
ロンドン・ファッション
僕は仕事柄、ロンドンのファッションのことも見なければならない。
この頃は、ロンドンファッションといえば、カーナビーストリート、キングスロードだ。
そこへ行けば、シーズンによってはとびきり短いミニスカート、シーズンによれば、反対に長いロングスカートがいっぱいいた。
そしてボンドストリート、オックスフォードストリートでも写真を撮ったりした。
ここで意外だったのは、流行のミニやロングも、上記の場所でだけで、一般の街中や、電車、バスの中ではまれにしか見ないということだった。
パリと比較すると、パリではあるファッションが流行すると、そのバラエティーが街中で見られるのが普通だ。
国によって、そんな風に違うものかと思ったことだった。
ロンドンの中華街のソバは美味かった
ロンドンでは、ピカデリーサーカスのそばにあった中華街で美味いそばを食べて満足して、またドーバー海峡を渡ってパリへ帰った。
あのそばは美味かった。またロンドンへ行きたい。
フランスのおばさんはイギリス人は親切でないと言う
パリへ帰り、アパートの家主のおばさんに、ロンドンへ行ってきたと話したら
『イギリス人は親切ではないでしょう。』
と言われた。
僕は
『そんなことなかったよ。』
と答えて、どうしてそんなこと言うのかな?と思っていた。
プロフィール
名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。
関連情報
主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)
imac(イマック)は、日本人デザイナーのオリジナルデザインによってヨーロッパの工房で制作されたコスチュームジュエリーをお届けしています。おしゃれ心を刺激するモードなきらめきに溢れたネックレス、イヤリング、ブローチ、ヘアアクセサリーなどのアクセサリーが品のあるかわいらしさとトレンド感を演出します。大人の女性に人気があり、プレゼントにもおすすめです。
会社名 | 株式会社イマックジュエリー |
---|---|
住所 |
〒107-0062 東京都港区南青山4-17-33 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
代表者名 | 奥谷千賀子(オクヤ チカコ) |
info@imac-jewelry.com |