チュニジアの首都チュニスでジュエリーデザイン【コウゲン編109】

チュニジアの首都チュニスでジュエリーデザイン

 

チュニジアの首都チュニスのカルタゴ遺跡

 

VGメーカーがチュニスに引っ越す

日本へ来たことがあるVGメーカーがフランスのリヨンから、チュニジアのスファックスへ移転した。
デザイナーCさんはリヨンとパリの時のように、VGとは頻繁に仕事をすることができなくなった。

 

やはりパリからスファックスは遠い。
これはVGメーカーにとっても同じことで、彼もimac(イマック)以外の得意先はフランス国内にあったので困っていたらしい。

 

しばらくしてVGメーカーから連絡があり、スファックスからチュニジアの首都のチュニスに引っ越すと言ってきた。
チュニスだと空港も近くになり、パリから行くにもずっと便利になる。

 

Vメーカーはチュニスの新しい工房に来てほしいと言ってきた。
パリからチュニスは飛行機で約2時間半、空港も近いので30分くらいでVGの工房に行けるらしい。

 

僕がパリへ行った時にCさんと一緒に行こうということになった。

 

 

チュニスは古代のカルタゴだった

僕らはチュニスに行った。
VGメーカーが車で迎えに来てくれた。

 

フランスから地中海を渡ると、そこはアフリカの北部で風景も一変する。
ヤシの木があって、乾燥した風土のアラブの世界だ。

 

チュニスの市内へ入る前に、VGオーナーは僕らに、古代のチュニジアにあったカルタゴの遺跡を見せてくれた。
僕は歴史で習ったカルタゴがチュニジアにあったのは知らなかった。

 

僕らは高校の世界史でポエニ戦争というの習ったことがある。
試験にも出てよく覚えている。

 

ポエニ戦争というのは、カルタゴとローマ帝国との、地中海の覇権を賭けた戦争をいう。
3回のポエニ戦争があった。
そのポエニ戦争がこの場所であったという。

 

当時カルタゴは地中海の交易を独占して繁栄する強国だった。
英雄ハンニバルに率いられるカルタゴ軍は一時は、象に乗った軍隊がアルプス越えをして、ローマ軍を追い詰めた。
しかし3度目の戦争でカルタゴは敗れ、ここにあったポエニの町も徹底的に破壊されたという。

 

それが、その後の大ローマ帝国の繁栄の始まりになったという。
そんな世界史的な出来事があったのが、チュニスのこの遺跡の場所ということだ。

 

そんな遺跡を見ながら、高校の時に習った古代のポエニ戦争のポエニがチュニジアのここだったのかと、感慨にふけりながら僕らはVGのチュニスの工房に着いた。

 

 

VGオーナーは本当の職人だ

VGオーナーは相変わらず、彼がリヨンで使っていた機械一式を大切にチュニジアに持ってきて使っている。
彼はこれらの彼独特の機械、道具類で注文されたものは、たいてい自分で作ってしまう。

 

彼は自分の持っている道具を使って、モノを作るのが好きなようだ。
「それは出来ない」とは彼は言わない。

 

とにかく注文されたモノを作り上げる。
本当の職人だと僕は思う。

 

僕らは色んな国で多くの職人を見てきたが、このタイプの職人は初めてだ。
CさんはまたVGオーナーと夢中で仕事を始めた。
imacの新しいシリーズが楽しみだ。

 

その後で、僕らはチュニスのアラビアンナイトを楽しんで、パリへ帰った。

 

 

 

プロフィール

水彩風の男性写真

名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。

帰国後に図らずも住職になってしまったものの、外国とのコンタクトは続く。

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主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)

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会社名 株式会社イマックジュエリー
住所 〒107-0062
東京都港区南青山4-17-33
営業時間 10:00~17:00
代表者名 奥谷千賀子(オクヤ チカコ)
E-mail info@imac-jewelry.com

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