アクセサリー事業と住職業【コウゲン編52】
目次
アクセサリー事業と住職業
他の百貨店へも出店
雑誌に掲載されるimac(イマック)アクセサリーを見て、問合せの電話が増えた。
どこで売っているかとの問合せが多い。
ショップからの仕入れ希望もたまにある。
ある時、百貨店からの電話だという。
今 取引中の百貨店かと思ったが違った。
違う新しい百貨店からだった。
訪問したいという、アポの電話だった。
imacの売り場を見て、自分達の百貨店でも売り場を展開して欲しいとのこと。
すでに一度経験しているので、準備することがわかっている。
出店することにした。
毎日、店からの商品の問い合わせ、そのほかのこと、販売員のことなどするべきことが増えていく。
税関へも行く
そのほかするべき業務で、我々にとって戸惑ったのは、貿易業務だった。
imacアクセサリーは全てフランスをはじめヨーロッパの国で制作させていたので、通関して、関税を払わなくてはならない。
当然のことだが、僕は全く経験がない。
運送会社、税関などにも僕が行くしかない。
外国で物を作らせそれを日本で売るということは、こういうことだということが、よくわかってきた。
百貨店への出店相次ぐ
その内にまた別の百貨店からの訪問があり、出店依頼だった。
関西の有名店だったので、もちろん出店することにした。
地方の百貨店からも出店依頼があって、遠いだけに、フォローの問題があり躊躇(ちゅうちょ)したが、百貨店に押し切られて出店した。
この頃になるとimacデザイナーのCさんも、アクセサリーの制作が忙しくなった。
それとと同時により興味がわいてきたのか、インテリアやその他のデザイン契約の仕事は終了して、アクセサリーだけに打ち込むようになっていた。
そして制作させるフランスのメーカーもより多くなっていた。
僕は、複数の百貨店への出店があって、アクセサリー部門の数字がよくなって、やっと安心できるようになった。
一難去ってまた一難
そんな時、僕には別の重要な問題が起きていた。
これまで僕が逃げに、逃げてきた、お寺の問題だ。
僕のお寺は奈良県の田舎にある。
最近の交通事情ですれば5時間もあればお寺に帰れる。
お寺の留守番をして、僕の代わりに毎日の寺参りをしている、高齢のお袋とは時々電話で話をしていた。
その話では、最近、村の檀家達から
「もうボツボツ息子さん(僕のこと)にお寺に帰ってもらえないのか?
そして住職として、お寺に住んでもらいたい」
ということを言われているという。
この問題は僕自身の問題だから、僕が直接檀家と話をするしかない。
やっとimacアクセサリーが軌道に乗りかけてきた時に、僕にとっては大問題がやってきた。
プロフィール
名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。
関連情報
主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)
imac(イマック)は、日本人デザイナーのオリジナルデザインによってヨーロッパの工房で制作されたコスチュームジュエリーをお届けしています。おしゃれ心を刺激するモードなきらめきに溢れたネックレス、イヤリング、ブローチ、ヘアアクセサリーなどのアクセサリーが品のあるかわいらしさとトレンド感を演出します。大人の女性に人気があり、プレゼントにもおすすめです。
会社名 | 株式会社イマックジュエリー |
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住所 |
〒107-0062 東京都港区南青山4-17-33 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
代表者名 | 奥谷千賀子(オクヤ チカコ) |
info@imac-jewelry.com |