はじめてのガイド【コウゲン編93】

はじめてのガイド

 

横断歩道を渡る奈良の鹿

 

寒い法隆寺へ

翌日VGメーカー夫妻たちをホテルに迎えに行った。

 

法隆寺のそばにあるホテルなので、法隆寺へ案内した。
1500年ほど前からあるお寺であることを説明した。

 

僕は学生の頃まではこの近くに住んでいたのだが、中に入ってゆっくり見るのは小学校の遠足で来て以来だった。
僕は久しぶりに日本の最古の寺院や仏像、彫刻、などを何十年ぶりにゆっくり見て感激した。

 

VGメーカー夫妻達は
「寒いね。暖かいカフェでもないかね?」
というので、暖かいのは法隆寺の門前の土産物屋しかないので、そこへ連れて行った。
彼らは大喜びで、そこで温かい食事をして満足した。

 

今度は観光の本場、奈良で今夜の
「伝統行事 お水取り」
を見せるべく、奈良へ向かった。

 

法隆寺は僕には良かったが、結局彼らにとってはカラブリだったようだ。

 

大仏殿も春日大社も寒かった

今度は、大仏殿、大仏、春日大社、そして夜には二月堂で迫力のある、お水取りがある奈良へ着いた。

 

まず大仏殿へ行く。
大仏を見た。

 

僕にとってはこれも何十年ぶりだ。
大仏のこと、大仏殿の前の灯籠のことなど、いろいろ説明を聞いて感慨を新たにした。

 

そして次は春日大社だ。
実を言うと、僕は奈良県で生まれ、大学生の頃まで奈良に住んでいたのに、今まで春日大社に来たことがなかった。

 

初めて訪れ、僕はこれにも感激した。
自分の生まれたお寺が嫌で、逃げ出して、フランスまで行って、そこでフランスの伝統的な文化や建造物の良さを見て、日本の文化を再発見できるようになったのかもしれない。

 

これまではVGメーカー夫妻を置いて、僕だけがどこへ行っても感激していた。
VGメーカー夫妻達といえば、やっぱり
「寒い、寒い」
と言っていた。

 

そして奈良公園のそばにある土産物屋に入りたがった。
そこではストーブがあって、いかにも暖かそうだったからだ。

 

ここ関西地方では、
「暑さ寒さも彼岸まで」
と言い、この時期の二月堂のお水取りが済むまでは寒いとされる。
その後の彼岸がくれば、春が来るとされる。

 

夜の二月堂のお水取りの、僧侶達が火の燃える松明を持って走り回る迫力ある光景を見せようと、夜を待ってそろそろその時間になってきた。
VGメーカー夫妻達を土産物屋から連れ出そうとした。
その日は夜になると、より寒くなってきた。

 

 

フランス人らしく、彼らはストを起こした

彼らは、

「寒いので行きたくない」

と言い出した。
僕案内人としては一番の見せ場に連れて行きたいのだけれど、彼ら3人は動こうとしない。

 

仕方がない。
とはいえ僕も今日は、かなり寒いと思う。

 

今日は大阪市内にホテルを予約してある。
これまでの彼らの日本旅行では、僕自身は十分に満足した。

 

けれど彼らにとっては、それほどでもなかったようだと言わざるを得ない。
案内人僕にとっての反省点だ。

 

大阪、東京でどうなるか?
明日からは大阪だ。
何とか挽回しなければならない。

 

 

 

プロフィール

水彩風の男性写真

名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。

帰国後に図らずも住職になってしまったものの、外国とのコンタクトは続く。

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代表者名 奥谷千賀子(オクヤ チカコ)
E-mail info@imac-jewelry.com

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