カンパニュラ（ふうりん草）とフランスの思い出

 

 

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ふうりん草とは

「ツリガネソウ」とも言われるふうりん草は、地中海沿岸の南ヨーロッパが原産。
ラテン語のつりがね（小さな鐘）を意味するカンパニュラ。
その名称は、ギリシャ神話にちなむ。

 

日本へは江戸末期～明治初期に伝わった。
初夏が旬。

 

花の色は、白、青紫、ピンク、ブルー。

 

 

フランスでのふうりん草の思い出

フランスの田舎に行くと、あちこちで見かけた。
特に印象に残っているのは、親しくしていたサン・マロに住むアクセサリー工房の庭だ。

 

オーナー女性のパートナーがいつも手入れをしていた、海が一望できる大きなガーデン。

その足元の芝の中にはカンパニュラがかわいく咲いているのが印象的だった。

 

眼下にはサン・マロの海が見えて、ヨットが浮かんでいる。
「あのヨットはジャージー島に行くんだろう」
というような話をしながら、工房オーナーとまた仕事に戻って、新しいコレクションの打合せに熱中したものだった。

 

 

プロフィール

名前：えび ちかこ
テキスタイルデザイナーとしてパリへ。
デザインスタジオ勤務後、フリーランスとして仕事をする。
日本に帰国後、ジュエリーブランドを創業。