パリからアルプスへ【コウゲン編72】
目次
パリからアルプスへ
僕らはパリに来ている
この夏、僕らはまずパリへ来ている。
フランスのその他のメーカー達と次シーズンの制作打合せをするためだ。
それを終えてから、アルプスのLGメーカーの工房へ行き、仕事が終われば彼らとカンヌへ行く予定だ。
パリでCさんは、まず仲のいいFCメーカーと仕事をして、いいシリーズができたと満足していた。
FCメーカーの制作するアイテムはひとつひとつが細かい手作りなので、いつものことながら特に綿密な打合せが必要だ。
アルプスの町へ向かう
パリで他のメーカー達との仕事も終えて、僕達はアルプスの町へ向かう。
パリのリヨン駅から高速鉄道TGVでリヨンまで行く。
今回はLGメーカー夫妻は、車で僕らをリヨンまで迎えにきてくれることになっている。
乗る時にはパリのリヨン駅で、簡単なサンドイッチを買って乗る。
日本のような豊富なバラエティの駅弁がないのは残念だ。
リヨンまでは2時間ほどだ。
夏のバカンス時期のヨーロッパは、どこも緑と青空で綺麗な風景が広がる。
その反対に、冬のヨーロッパは一日中曇り、日光がなく、寒い。
もちろん緑はない。
ヨーロッパの人達が、明るい夏をずっと楽しみにして、夏が来ると一斉にバカンスに出かけるのはよく理解できる。
僕は乗り物、旅行が大好きだ
僕達は車窓から見る風景を満喫する。
僕は乗り物、旅行が大好きだ。
2時間ほどがあっという間にすぎてリヨンに着く。
LGメーカー夫妻が待っていてくれて、彼らの車でアルプスの中腹までいくことになる。
やはり緑の中を走っていく。
日本の夏は湿気が多いので、少し離れると景色が霞がかって見えるが、ヨーロッパの夏は湿気が少ないので、景色が色鮮やかに見える。
空は真っ青、緑は鮮やかな緑だ。
ちょうど印象派の絵が、そのままある感じだ。
アルプスの中腹の町に着いた
アルプスの中腹の町に着いた。
久しぶりのLGメーカーの工房だ。
いつものことだが、Cさんは、一息ついたらすぐ仕事にかかる。
イタリアから着いたという新しい素材を前にして、Cさんは次シーズンのデザインに夢中になり、LGメーカー夫妻はCさんの前でデザインができ上がるのを待って、メモをしている。
LGメーカーが使っているこれらの素材は、オートクーチュールなどの高級眼鏡にも使われる素材だという。
次シーズンのLGメーカーのシリーズは楽しみだ。
夕方には、Cさんも仕事を終えて、明日はカンヌへ行く。
プロフィール
名前はコウゲン。
田舎のお寺の長男に生まれ、坊主になりたくなかった僕は、とにかく遠くへ逃げたかった。
出来れば外国へ。
その夢が実現してパリに10年住んだ後、日本に帰国してジュエリーブランドを創業。
帰国後に図らずも住職になってしまったものの、外国とのコンタクトは続く。
関連情報
主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)
imac(イマック)は、日本人デザイナーのオリジナルデザインによってヨーロッパの工房で制作されたコスチュームジュエリーをお届けしています。おしゃれ心を刺激するモードなきらめきに溢れたネックレス、イヤリング、ブローチ、ヘアアクセサリーなどのアクセサリーが品のあるかわいらしさとトレンド感を演出します。大人の女性に人気があり、プレゼントにもおすすめです。
会社名 | 株式会社イマックジュエリー |
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住所 |
〒107-0062 東京都港区南青山4-17-33 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
代表者名 | 奥谷千賀子(オクヤ チカコ) |
info@imac-jewelry.com |