パリ旅行で注意!地下鉄・観光地で多発するスリの特徴とは?

ボンジュール!イマックデザイナーのアレクシアです。

私はパリで生まれ育ち、現在は日本とフランスを行き来しながらデザインの仕事をしています。パリの街並みや文化が大好きで、帰省や仕事で年に数回はパリに滞在しています。

世界中から観光客が訪れるパリですが、残念ながら「スリの多さ」でも有名です。私の家族や友人も被害に遭ったことがあり、旅行者の皆さんにはぜひ安全にパリを楽しんでほしいと願っています。

この記事では、パリで多発するスリの特徴や最新の手口、実際の被害体験談、そして今すぐ実践できる対策を詳しくご紹介します。

 


このブログを読むとわかること

  •  
  • ・初めてパリを訪れる方、女子旅・家族旅行を計画している方向けブログです

  • ・パリで多発するスリの具体的な場所や最新手口がわかります

  • ・日本人観光客が狙われやすい理由と回避方法がわかります

  • ・実際の被害体験談を通してリアルなスリの怖さと防止ポイントが学べます

  • ・バッグの持ち方や便利アイテムなど効果的な対策を身につけられます

  •  

1. パリはスリが多いって本当?観光客が特に狙われやすい理由

 

パリは世界有数の観光都市であり、毎日多くの観光客が地下鉄や観光地を訪れます。現金やスマホ、パスポートなどを持ち歩く観光客は、スリにとって格好のターゲットです。

特に日本人は、大きな声を出さない、バッグの管理が甘い、貴重品をまとめて持ち歩くといった行動から狙われやすいと言われています。

 

パリの街並み
ナポレオン三世時代から変わらないパリの街並み

 


2. ここは要注意!パリでスリが多発する場所トップ5

 

・地下鉄(メトロ)

ドア付近は特に危険です。ドアが閉まる直前に財布やスマホを奪って逃げる、あるいは複数人で挟み撃ちして荷物を盗む手口が多発しています。

 

体験談:母が地下鉄で財布を盗まれた話

モンパルナス駅で切符を買った後、ホームに向かう途中でバッグから財布をすられました。券売機で財布を出すところを見られていたのでしょう。気づいたときにはバッグの口が開いており、財布がなくなっていました。

 

体験談:赤ちゃんを抱いた女性が近づいてきた話

父が地下鉄の広い通路を歩いていたところ、赤ちゃんを抱いたジプシーの女性がわざわざ近づいてきてポケットを探ってきたそうです。幸い気づいて避けられましたが、子供連れや観光客風の人にも油断は禁物です。

 

体験談:地下鉄でスマホを盗まれたイギリス人女性の話

YouTubeでパリ在住のイギリス人女性が紹介していたケースです。地下鉄の混雑した車内でポケットからスマホを抜き取られたのですが、彼女はアップルウォッチでスマホを鳴らし、犯人を特定しました。次の駅に到着する前で逃げられなかったため、周囲の乗客と協力してスマホを取り戻せたそうです。

この事例からも、スマホを盗まれた際は位置情報アプリや追跡デバイスを活用できるように準備しておくことが重要だとわかります。

 

パリの地下鉄
パリの地下鉄の入り口には「M」や「METRO」などの看板が立っています

 

・美術館・オペラ座・モンマルトルなど観光地

観光客が展示や景色に夢中になっている隙を狙うケースが多いです。

 

ルーブル美術館
ルーブル美術館にはプロのスリが常駐していると聞きました

 

・カフェ・レストラン・デパート

バッグを椅子の背もたれや隣の席に置いたまま食事や買い物をすると狙われます。

 

体験談:デパートの靴売り場でバッグを盗まれた

母が靴を試着している間、横に置いていたハンドバッグが忽然と消えました。パスポートも入っていたため帰国日を変更する必要があり、大きなトラブルに発展しました。

 

体験談:日本食レストランでバッグを盗まれた

オペラ座近くのrue St.Anneの日本食レストランで、友人と向かい合って座り、自分の隣の席にバッグを置いていた母。店内だから大丈夫だろうと安心していたところ、食事中にバッグごと盗まれてしまいました。

 

パリのカフェ
食事中も、荷物は常に自分の目と手が触れるところに置きましょう

 

・観光地周辺のアンケート集団

若い女性グループが「アンケートに答えてください」と声をかけ、注意をそらした隙に盗む手口です。

 

エッフェル塔
観光地には観光客を狙うスリや押し売りがいるので注意

 

・路上や混雑した商業施設

特にセールの時期は注意が必要です。

 

体験談:ZARAで財布を抜き取られた私の話

モンパルナスのZARA路面店でセール中、店内はごった返していました。私は気になる服を手に取り、広げて見ていたのですが、その服の影から若い女性二人組が近づき、私のハンドバッグを開けて財布を抜き取っていきました。バッグの内部ポケットのファスナーまで開けられていたので、プロの犯行だと実感しました。

 


3. パリのスリはプロ集団?特徴と手口を徹底解説

 

パリのスリは単なる“人混みの中の小遣い稼ぎ”ではなく、一部は組織的なプロ集団です。特に以下のような特徴と手口が報告されています。

 

✅ スリ集団は多人数で行動し、そのうち未成年が多く含まれる

ルーヴル美術館では、最大30人規模のグループが英語話者観光客に近づき、簡単な質問やポストカードの署名を装って注意をそらし、その間に別の仲間が財布を盗むという手口が確認されています。

未成年が多いため、捕まってもすぐ釈放され、再び活動できることが多い点も特徴です。

 

✅ 押し合い・混雑を利用した「Crush and Grab(押し込み盗み)」が増加中

パリの地下鉄では、数人でターゲットを挟み込み、混雑に紛れて財布やスマホを奪う「Crush and Grab」方式が典型的です。特にメトロ1号線や夜間の混雑車両で多発しており、多くの被害が発生しています。

 

✅ 観光地や地下鉄の入口での巧妙な「フェイク観光客」手口

観光客に紛れた泥棒が、セルフィースティックやウエストポーチを装着して「観光客だと思わせる」戦術も報告されています。こうして警戒心をかき消し、被害を最小化しています。

 

✅ 広告やアンケートを口実に接近する「注意そらし」戦略

ノートルダム寺院やモンマルトル周辺では、「署名お願いします」や「観光アンケート」などと声をかけて注意を分散させ、その隙にバッグから財布を抜き取る手口も多数報告されています。

 

✅ 若者グループで年間数万ユーロの収益を生む巨大な犯罪ネットワーク

ある報道では、ボス格の「H. クラン」が指揮するボスニア出身の若者グループが、鉄道やディズニーランドなどの輸送機関で1日あたり最大2万ユーロ、年間数百万ユーロ規模の利益を挙げていたとされています。

 


🔍 より具体的な被害例・典型的な手口

  • 「Grab and Run」
     スマホ操作中や音楽を聴きながら歩いていると、盗犯が一瞬でスマホを奪い、ドアが閉まる前に逃げる手法。被害者が追跡しようとすると、仲間がつまずかせて追跡を妨害するケースもありました。

  •  
  • 「ディストラクション」型の注意そらし
     例えば、子供が紙や新聞、募金活動などを装って周囲の注目を集め、その混乱の隙を突いて別の犯人が財布を盗むパターンです。

  •  
  • 「偽の善意」的な接近
     故意に地図を広げて「道を教えてください」と話しかけられ、その背後で仲間がバッグを狙うタイプです。

  •  

🧠 なぜプロ集団が成立するのか?その背景

  •  
  • 合法的に立ち入ることができる未成年者の利用
     多数が未成年であるため、摘発後も法的制裁が緩く、自由に活動できます。

  •  
  • ツーリストの多さと警戒の薄さ
     観光客を狙うことで成功率を高め、しかも被害後に警察へ報告しないケースも多いため、統計には表れにくいという事情があります。

 

 


4. 最新のスリ手口2025年版:券売機と偽スタッフに注意!

 

地下鉄の乗車券システムが2025年に変更され、券売機の操作に戸惑う観光客が増えています。そこを狙い、制服らしき服を着た偽スタッフが「手伝います」と近づき、財布やスマホを盗む手口が報告されています。必ずRATP(パリ交通公団)のロゴ入りの制服かどうかを確認してください。

 

RATP(パリ交通公団)のロゴ
RATP(パリ交通公団)のロゴ

 

パリの地下鉄
混んでいる車内もスリに要注意です

 


5. パリでのスリ対策10選:バッグ・荷物の持ち方から行動のコツまで

 

・バッグは体の前で持ち、必ず口を閉じる

・ポケットや口の開いたバッグに財布やスマホを入れない

・不自然に近づいてくる人を避ける

・日本語で話しかけられても立ち止まらない

・ガイドや家族・友人が同行していても、荷物は自分で管理する

・地下鉄に乗る際、ドア付近は避ける

・混雑した場所でスマホを見ながら歩かない

・パスポートは必要な時以外持ち歩かない

・バッグを床や隣席に置かない

・スマホは盗難防止アプリや位置情報を設定する

  1.  

6. スマホやパスポートを守る!スリ対策に役立つ便利アイテム

  •  

・内ポケットがたくさん付いたベスト

  • ・体に密着するマネーベルト

  • ・バッグに取り付けられるワイヤーロック

  • ・Tileやアップルウォッチなどの追跡デバイス

  •  


7. 万が一スリ被害に遭ったら?パリでの対処法と連絡先

 

被害に気づいたらすぐにカードを停止し、警察署(Commissariat de Police)で盗難届を出しましょう。パスポートを盗まれた場合は、在フランス日本大使館や領事館で緊急渡航書の発行が必要です。

 


まとめ

  •  
  • ・パリは観光客が多くスリも多発、日本人は特に狙われやすい

  • ・地下鉄や観光地、カフェ・デパートは危険スポット

  • ・偽スタッフやアンケート集団など手口が巧妙

  • ・スマホはApple WatchやTileで追跡できるようにしておくと安心

  • ・バッグや荷物の持ち方次第で被害を防げる

  • ・被害に遭ったらカード停止と盗難届が最優先

 

パリ旅行はちょっとした意識でぐっと安全になります。事前に知識を持って楽しい旅にしてくださいね!

 

パリと女性

関連情報

主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)

主役になれるドレスアップジュエリー|imac(イマック)

imac(イマック)は、日本人デザイナーのオリジナルデザインによってヨーロッパの工房で制作されたコスチュームジュエリーをお届けしています。おしゃれ心を刺激するモードなきらめきに溢れたネックレス、イヤリング、ブローチ、ヘアアクセサリーなどのアクセサリーが品のあるかわいらしさとトレンド感を演出します。大人の女性に人気があり、プレゼントにもおすすめです。

会社名 株式会社イマックジュエリー
住所 〒107-0062
東京都港区南青山4-17-33
営業時間 10:00~17:00
代表者名 奥谷千賀子(オクヤ チカコ)
E-mail info@imac-jewelry.com

コメントは受け付けていません。